研究授業⑦

この日は、国語と社会科の2人の先生がコラボした授業、「文学は歴史をうつす鏡」というテーマで、奈良時代から平安時代初期にかけての世の中の様子と文学について勉強しました。

授業の始めは、社会科の先生の出番。奈良時代から平安時代について復習をしていきます。
どうも「唐」という言葉が、鍵になっているようです。

歴史をおさらいしたところで、今度は国語の先生が登場。
文学の立場から、奈良時代の「天平文化」と平安時代の「国風文化」の間を「国風暗黒時代」と名付けその特徴を説明、手元にあるプリントも次第に出来上がってきました。

授業の終盤は、堤中納言物語や更級日記が登場。
中学生には馴染みが少ない作品ですが、あのアニメ映画につながったり、作者の心情に共感したりと思わぬ発見が…。

この日は、歴史や昔の文学について学ぶのは、知識を増やすというより、「今の私たちにもつながる何かがある」ということに気付くことができるということを、2人の先生から教わることができました。