校長
大峯 一純

 近年、我が国の社会は、少子高齢化、高度情報化等をはじめ、政治経済、国際関係等のめまぐるしい動きを受けて加速度的に変化しています。同様に教育改革のスピードもきわめて速く、学習指導要領の改訂や「特別の教科 道徳の取組の推進」「英語教育の改善・充実」「大学入試制度の改革」等、枚挙に暇のない状況となっております。
 また、もとより中学生期(青年期前期)という揺れ動く成長段階において、高い学力や教養、たくましい体力を身につけ、充実した学校生活を過ごすことは、いつの時代にあっても生徒・保護者の切実なる願いでありましょう。
 本校は、開学19年目と、まだ若い学校ではありますが、そのような様々なニーズに真摯に、そして確実に応えながら一歩一歩着実に前進してまいりました。

 本校では、建学の理念である「人生はいつも 新しき挑戦の連続 そして 未見の我の発見の旅」の具現化を目指して、まずは何よりも将来をたくましく生き抜き、新たな社会の構築に資する人間力を育成することに力点を置いています。すなわち、生徒の学習活動に特色のある体験学習をふんだんに、しかも系統的に取り入れております。
 これは本校の特筆すべき教育プログラムであり、それによって、生徒たちの日々の学校生活は活気に満ち溢れ、教師と生徒、生徒どうしの信頼も深まり、現在、それぞれの良好な関係が築かれています。近年はさらに、上級生の良さを学びながら、下級生がそれを越えていこうとする校風もしっかりと定着しました。
 もちろん、不断の授業研究とその実践、「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」を追求する様々な取組、生徒たちのねばり強い学習等が功を奏し、学校全体の学力が飛躍的に向上していることは言うまでもありません。その結果、高い進学実績を保持し、さらなる躍進を大いに期待できる状況にもなっております。
 今後も、教育活動のたゆまぬ工夫改善をもとに、学ぶ楽しさを感じさせ、豊かな人間性を育みながら、将来の大学選択・職業選択までを展望しつつ、難関私立高校をはじめ、公立トップ校、第一志望校の門を突破できる生徒を分厚く育ててまいる所存です。

 子育ての難しい、しかし大きな成長の可能性を秘めているこの大切な時期を、生徒の人間性の伸長と個性の開花のために、教職員一同、使命感に燃えて、本年度も全力で取り組んでまいります。どうぞご期待ください。