校長
大峯 一純

「充実した学校生活を過ごしてほしい」
「高い学力と教養、たくましい体力を身につけてほしい」
「希望の進路を実現してほしい」
「豊かで幸福な人生を送ってほしい」

親の我が子への願い・思いは、いずれの時代にあっても切なるものがあります。中学生期(青年期前期)という揺れ動く成長段階にあってはなおさらのことでありましょう。

加えて、少子高齢化、情報化をはじめ、政治経済、国際関係等のめまぐるしい動きを受け、社会全体が急激に変化する中、我が国の教育改革のスピードはきわめて速くなってきており、ここ数年だけをみても「大学入試制度の改革」「特別の教科道徳の取組の推進」「英語教育の改善・充実」等枚挙に暇がありません。今後もさらに大きな変化を遂げていくことは必至の状況であると言えます。

本校はこのような様々な時代のニーズに確実に応えながら、これまで着実に前進を続けてまいりました。

開学して18年目という比較的若い学校ではありますが、ここ数年来、深い授業研究とその実践が功を奏し、まずは高い進学実績を勝ち取ることができました。授業改革の具体としては、速習クラスの開設、聞く力・読み取る力・表現する力を追求するアクティブ・トライ(ACT)、暗記すべき内容を徹底して覚えるパーフェクト・トライ(PET)等があります。

また、将来をたくましく生き抜く人間力を育成することに力点を置き、豊富な体験活動を取り入れながら特色ある教育活動を展開していることも大きな特徴です。これによって、教師と生徒、生徒どうしの信頼関係が深まり、上下級生の良好な関係が築かれ、近年は上級生の良さを学びながら、さらにそれを越えていこうとする校風もしっかりと受け継がれております。

その他、生徒の学力の更なる向上のための教室環境整備、一年次二人担任制の継続等の改革を基盤に、教育活動全体のさらなる前進を図っているところであり、本年度はさらに、生徒の積極性・自発性を伸ばし、人としての成長を強く刺激する仕組みを「こころcolor運動」として展開いたします。

そして、中学校生活最大で最後の体験学習、それが高校入試であると言えましょう。本校では平成21年度より、自分の未来は自分で選び取るという基本方針を掲げ、高校自由選択制を採用することによって進学指導に力を入れております。この点は特に、さらなる躍進が十分に期待できる状況となってきました。今後も授業の改善をもとに、学ぶ楽しさを感じさせながら、将来の大学選択・職業選択を念頭に置き、難関私立高校をはじめ、公立トップ校、第一志望校の門を突破できる生徒を分厚く育ててまいります。また、現在声高に叫ばれている英語力の向上についても、その実現に向けた改革を進めていく所存です。

子育ての大変難しい、しかし大きな成長の可能性を秘めたこの大切な時期を、教職員一同、使命感に燃えて、生徒の人間性の伸長と個性の開花のために、今年度も全力で取り組んでまいります。どうぞご期待ください。