研究授業④

2年生の数学の授業、1人1台パソコンを活用した学習指導について研究しています。
生徒の手元にあるパソコンに、先生から問題が送られてきました。
生徒は画面の問題を見ながら、自分のノートに解いていきます。
次に、できあがったノートを写真に撮り、先生のパソコンに送信します。

先生は、生徒たちから送られてきたノートの画像に足りないことを書き加え、問題の解き方を解説していきます。
生徒は、それを聞きながら、自分のノートを仕上げていきました。

この日の授業は、教室の中で「オンライン授業」が展開されているような感じ。先生も生徒も自分のパソコンを見つめっぱなし、お互いに目を見ながら情報をやり取りするという普通の教室の姿とは一味違うものでした。
先生は、自分の思いを何とかパソコン画面に表現しようと四苦八苦。生徒は、先生の解説に反応しながらメモをとる人もいれば、画面をぼーっと眺めている人も。これが、お家と学校とで離ればなれの状態なら、もっと大変だったと思います。
数学教育では、お互いの相互作用を通じて理解が深まっていくと言われますが、先生と生徒が教室の中で対面することの大事さについて改めて考えさせられた授業でした。