研究授業⑫

1年生の社会科・歴史の授業です。

「イイクニ作ろう、鎌倉幕府」と言われていましたが、この日のテーマは「鎌倉幕府の成立は1185年とする説が有力だ。それはなぜか?」

これまで勉強してきたことをもとに考えたことを各自で持ちより、班で話し合いました。

「平氏が滅んだのは1185年、そこから7年も空くと、国がめちゃくちゃになるはず。でも、上手く進んだところをみると、1185年から新しい政治が始まったと考えるのがよい」
「地方機関を設け、守護や地頭を置いたから」
「都を移したから」
「守護や地頭を置いて全国を監視する力を高めたから」
「平氏が滅んで天皇の力も弱まり、義経を探すために守護や地頭を置いたから」

各班から、いろいろな意見が出たところで、先生がきれいにまとめました。

最近の高校入試では、このように文章で答えさせる問題が多く出されます。
大事な言葉を入れた上で、分かりやすく簡潔に書くことが大事になります。

授業の後半は、鎌倉時代前半の動きを学んでいきます。
先生が用意したスライドを使いながら、大事なことをテンポよく分かりやすく学んでいきます。

昔、六波羅探題があった場所に、今は六波羅蜜寺があるそうです。
先生は、六波羅蜜寺の見どころを話しました。
どうやらこの裏話が、2年生で行われる古都探訪教室に影響を与えているみたいです。