九州国際大学付属中学校

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2015年02月21日 土曜日|カテゴリー: 行事

古都探訪

2月4日(水)~6日(金)の記録を写真と共に振り返ります。

≪1日目≫
小倉駅から新幹線に乗って大阪へ。そこからバスに乗り換え、奈良に向かいました。
まず訪れたのは「法隆寺」。世界最古の木造建築として知られる法隆寺では、五重塔や百済観音像を観ました。
次に訪れたのは「薬師寺」。ここではお坊さんによるお話がありました。「面が倒れる」と書いて「面倒」、「面が白い」と書いて「面白い」と読む。何事も顔を上げて積極的に取り組みましょう!とお話しいただきました。
最後に向かったのが「奈良公園・東大寺」。奈良公園には「神の使い」とされる鹿がたくさんいました。鹿は可愛かったのですが、それより何より、辺り一面に散らばっているフンを避けるので精一杯の生徒達。鹿を眺める余裕はありませんでした。東大寺では奈良の大仏をはじめ、運慶と快慶の金剛力士像の迫力に圧倒されました。
その後、京都の旅館に到着。豪華な夕食を食べて、この日は就寝しました。



≪2日目≫
班別研修1日目。事前に調べた内容をもとに、班ごとに京都市内をまわりました。
また、午後からは工芸体験も行いました。どの班もバス停の場所、時間、料金など事細かく調べていたのですが、実際訪れてみると、なかなかうまくいかず、道に迷う生徒もいました。
それでも班員と協力して、なんとか無事に旅館に戻ってきました。
この日の夕食はすき焼き!疲れた体も、おいしい食事で元気が戻りました。



≪3日目≫
班別研修2日目。どの班も、昨日の反省をもとに、研修がスムーズに進んだようです。この日の昼食は京都大学で取りました。
とにかく広いキャンパスと、すごーく頭の良さそうな大学生に恐縮している生徒もいましたが、食堂での食事はとっても美味しかったです。
それから松本旅館に戻って、お土産を買ってから、新幹線に乗って福岡に戻りました。




この古都探訪教室の目的の一つに以下のようなものがありました。

事前学習や現地での見学で収集した情報から「日本のよさ」とは何かを考え、発見し、さらにそれを外国人にも語れるようになる。

そこで、事後学習で「日本のよさ」について作文にまとめてもらいました。その中から生徒の作品をいくつか、一部抜粋して紹介します。

  • 法隆寺を見ていると、現存する日本最古の木造建築物ということで、改めてすごいと思った。
    再建されて現在ある建物もあるけれど、色々な工夫を凝らして現代までに歴史と伝統が受け継がれてきたということが、日本のよさではないだろうか。

  • 僕は京都に行き、様々な人達と会うことができた。その人達は皆、とても親切だった。
    東大寺が建てられた理由は国を救いたいという天皇の願いからだった。国のため、人のために東大寺は建てられたのだ。なので、今の日本人が優しく親切なのはこういう昔の人の考えが引き継がれたのではないかと思う。
    だから、僕は「人のことを考える」、「人に優しくする」ことが日本のよさだと思う。

  • 建造物だけではなく、公共の乗り物にも日本の良さは表れていると思います。
    古都探訪の行きと帰りに乗った新幹線では、こまめに食べ物・飲み物の販売がされていました。
    調べてみると、これは、どの国にもみられることではなく、日本独特のものなんだそうです。