科学の甲子園ジュニア全国大会

12月1~3日、つくば国際会議場・つくばカピオにて、科学の甲子園ジュニア全国大会が行われました。
この大会には、岡本武士くん・福田一磨くん・前田学太朗くん(ともに2年)が、久留米大学附設中学校の3名のメンバーと福岡県代表として出場しました。

(左端)前田学太朗くん (中央左から)岡本武士くん 福田一磨くん

この大会に出場するまでには、北九州大会と福岡県大会があり、彼らは北九州大会では見事優勝、福岡県大会では上位入賞と、優秀な成績を収めました。

全国大会では、筆記競技と実技競技があり、その総合得点で競います。

筆記競技は理科・数学などの複数分野から6題出題され、制限時間70分で6名で分担して解答していきます。

実技競技は工作競技と実験競技に3名ずつに分かれて取り組みます。

工作競技は事前に競技内容が公開されており、主催者側から送られてくる材料を使って事前に試作品を製作し、準備をします。
競技出場は3名ですが、事前準備は週末にそれぞれの学校を行き来して6名でやってきました。

今年のテーマは「ザ・キューブ」、縦45cm×横45cm×高さ45cmの空間内に直径20mmのステンレス製の球体をできるだけゆっくり転がり落とす装置を製作し、着地するまでの所要時間を競います。

九国の理科室にて準備

試作品

久留米大附設中学校の前で

県の方と打ち合わせ

もうひとつの実験競技は、今年は天体の問題で、天体望遠鏡をのぞいて見える天体の満ち欠けや大きさなどから、自分たちの所在地などを確認するものでした。

残念ながら、競技中の様子は撮影禁止。公開されましたら、またお知らせします。

生徒たちは、競技以外にもお楽しみがありました。
他の都道府県のみなさんと交流ができる「スワップミーティング」がありました。

最終日に表彰式がありました。
よい結果には至りませんでしたが、本当に貴重な経験をすることができました。
久留米大学附設中学校のメンバーとは、多くの時間をともにし、競技の準備や全国大会の3日間などでたくさん交流を深めることができました。
また、全国大会を迎えるまでに、過去問を解いたり、装置が完成するまで遅くまで残ったりして取り組むこともありました。
これらの経験が生徒たちの成長につながることを期待しています。

ここに至るまで、サポートしてくださった多くの方々、この場をお借りして、お礼申し上げます。
最後に、久留米大学附設中学校の坂田先生・福井くん・三好くん・竹下くん、ありがとうございました!

《科学の甲子園ジュニアとは》(公式ホームページより)
国立研究開発法人科学技術振興機構は、科学好きの裾野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的として、全国の中学生が都道府県を代表して科学の思考力・技能を競う「科学の甲子園ジュニア全国大会」を創設しました。
科学の甲子園ジュニアは、理科、数学などにおける複数分野の競技に協働して取り組むことを通じて、全国の中学生が科学の楽しさ、面白さを知り、科学と実生活・実社会との関連に気付き、科学を学ぶことの意義を実感できる場を提供しています。