【2年生】職業体験教室(卒業生講話②)

職業体験教室卒業生講話の第2弾、今回は宮原来実さん(1期生)をお招きしました。
現在宮原さんは、カメラマンとして活躍されています。創業104年目、100年以上の歴史を持つ写真館で生まれ育ち、宮原さんが4代目として、その伝統を引き継ごうとされています。

宮原さんは、あらかじめとった生徒たちの質問に答えながら、カメラマンの仕事ややりがいなどについて話してくれました。

どうやってカメラマンになったのかという質問には、「カメラマンになるための試験などはなく、『私はカメラマンです』と言ってしまえば誰でもなれます」という答えが返ってきました。しかし、それは「カメラマンです」と言える分、お金をもらえるための責任があり、プロとして腕を磨く必要があるという意味でした。

宮原さんは、おもに子どもの記念写真や結婚式の写真を撮影しているそうです。
運動会や修学旅行などの学校行事の撮影もやっており、北九州市内の数十校の学校にも出入りされています。
宮原さんが話の中で、「カメラマンになって、人の思い出をつくることができて、とても楽しい」とおっしゃっていたことが印象的でした。
機材が重く、体力を使う大変な仕事ですが、とてもやりがいを感じているようでした。

このほかにも、心霊写真の正体や、写真を上手に撮るコツなども教えてくださいました。上手に撮るコツのひとつとして光の使い方があり、レフ板を使った撮影を実際に生徒や内尾先生が体験しました。

宮原さんはこの会の数日前に、生徒たちを撮影しに来てくれていました。
そして当日、音楽とともに編集された画像を見せてくださいました。
生徒たちは、自分たちや知っている先生たちが登場するたびに、笑ったり歓声をあげたりしていました。

宮原さんは、当時から明るく誰からも親しまれていました。
今もその姿は変わらず、すぐに生徒たちに声をかけてくれたり、撮影の際には生徒たちの自然な笑顔を引き出してくれたりしていました。
カメラマンという仕事を通して、みんなを幸せにしているような気がしました。
これからももっと多くの人たちの思い出をつくり、幸せを運んでほしいと思います。

宮原さん、ありがとうございました!