研究授業⑦

2年生の英語の授業、冠詞の a と the の使い分けについて勉強します。
このクラスは速習クラスのため、すでに3年生2学期の範囲の学習まで進んでいます。
また、ほとんどの生徒が英検3級はクリアできる程度の力をもっています。
しかし、この2つの冠詞を正しく使い分けが完璧かというと、そうでもなさそうです。

まず、例文の( )にどちらかの冠詞を入れ、正しい文を完成させます。
グループで話し合いながら、一つ一つの文を作っていきました。

次に、完成した文を分類し、theとaの特徴を、グループで話し合いました。

すると先生は、2人の生徒を指名、黒板に写した宇宙の写真に対して指示をしました。
「moon(月)を指差してごらん」
2人とも真ん中の月を指しました。

「次は、star(星)を指してごらん」
今度はそれぞれが、別々の星を指しました。

「そうです。今の違いが、the moon なのか a star なのかに関係するのです」
先生のこの言葉に、生徒たちはピンと来たようです。
そこでもう一度、theとaの特徴を、グループで話し合いました。

最初に話し合ったときより、ずいぶん考えが深まりました。

最後は、今日の学習をもとに大学入試の問題に挑戦しました。
今日の冠詞の使い分け、一見簡単そうに見えますが、とても奥の深い難しい内容でした。